2014年11月19日水曜日

第34回「地方の時代」映像祭レポート

本校放送局が制作したドキュメンタリー映像作品「道しるべ」が、第34回「地方の時代」映像祭の高校部門で入選しました。

11月15・16日に関西大学で行われた贈賞式及びシンポジウムの報告です。

新千歳空港で、初めてスーパーラウンジに入り、飲み物をお替わりしまくる白井くん。

高校部門でノミネートされた他の高校を見ると、どの高校も知る人ぞ知る高文連・NHK杯全国高校放送コンクールの覇者ばかりです。


そして、最終審査の結果、並みいる強豪校の中、優秀賞(高校部門のトップ)に入りました。
 壇上で吹田市長より表彰されました

「信じられません。」と、受賞の喜びを語る白井くん

本人は緊張したようですが、前回のように手は震えなかったとのこと

さらに、大学部門では本校46期生で放送局出身の友善くん率いる北星大学阪井ゼミ映像制作チームが、中央大学などの強豪と肩を並べ優秀賞に。つまり我が北星学園はなんと高校部門と大学部門ともにトップ集団に躍り出る結果となりました。

喜びを語る北星大学の友善くん(本校放送局出身・46期卒業)



立食形式で行われた夜の交流会は、調理人の実演によるタコ焼きや蕎麦も振る舞われるなど、とても豪華な式典でした。企業の協賛の多さにもこの映画祭の34年の伝統を感じました。
そういえば白井くんの姿が見えないな、と思ったら、他の学校の高校生たちとすっかり意気投合したようで、高校生受賞者同士、記念撮影もしていました。年配のお偉いさんたちが多数ご列席されている中で、その光景は「映像の未来」を感じさせ、ひと際新鮮でした。

(写真提供:白井晃平)
 翌日の「高校生・大学生の映像制作」と題したワークショップでは北星大学の友善くんもパネリストとして登壇しました。


 北星大学は今回、沖縄戦を扱った作品を制作したのですが、沖縄戦に詳しいというアドバイザーのちょっと突っ込んだ(些か意地悪な)質問に対しても全く動じずに毅然と応答しており、北星大学のゼミ内でいかに真剣に議論を重ねてきたかを示しました。

ちなみに友善くんは北星余市に在学中「命を背負って」というドキュメンタリーを制作し、同映像祭の第32回の高校部門で優秀賞を獲得した経歴があります。北星大学に進学してもなお映像を撮り続け、こうして全国規模のコンクールで会えるとは、なんとも感慨深いです。後輩たちにも刺激になります。

 終わってほっと一息、関西大学近辺の学生街で大阪風お好み焼きを食べる白井くん。
この「地方の時代」映像祭は、学生よりも、NHK各支局をはじめ民放やケーブルテレビ局といったプロの映像関連事業者が目標としている映像祭なので、今年は高校、大学のみならず全国の映像関連事業者にも「北星学園」の名を知ってもらうきっかけになったでしょう。

本校OBで北星大学の友善くんと放送局の白井くん。先輩と後輩で記念撮影
なお、「道しるべ」は、5月に行われた北海道映像コンテスト2014において最優秀賞となり、北海道代表作品として「全映協グランプリ2014(全国地域映像団体協議会主催)」に出品しておりましたが、こちらも優秀賞(2位)に選ばれております。

次は来年1月に行われる東京ビデオフェスティバル(TVF)です。こちらは部門がないので友善くん率いる北星大学とはライバルとして、いよいよ一騎打ちになります。全映協グランプリ、「地方の時代」映像祭と続き、初の"三大映像祭受賞"となるか、乞うご期待です。

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