今日も3年生から「卒業にむけて」というテーマでお話がありました。
3年C組
卒業について意識しだしたのはごく最近である。それも冬休みが終わって学校が始まった後に担任に進路について呼び出された日であった。
うちの学年、クラスのみんなの前には様々な卒業後の道がみえているそうだが、私の前には何もないこと、そして私がクリアすべき課題が残っていることを改めて言われた時であった。
私は臆病で弱い人間である。自分の弱点を直視せず、そこから逃げ続けて来た。思えばこういうところを自分の弱点として認め直視する事が必要だった。だが、そんな自分なんて嫌いだし、見たくもない。本当はメンタル面だって弱いし、心配事だって悩みだって尽きない。そんな自分が嫌だから逃げた。逃げ続けた。やる事もやらず楽しい事だけをやり続けた結果、今の状況に陥っていたのであった。
呼び出された日、私はその事実にも気づいたが、どうしても克服する事に抵抗があった。深い理由もなくまだ楽をしたい自分がいたから。
しかし、変わるきっかけというのはそうそう訪れないし、今すぐにでもやらなきゃいけない事だともわかっていた。
そして周りの3年生がそういうことから逃げずに向き合った結果変わって来たことを知り、自分ももっと早く向き合えば良かったと後悔した。
私は卒業までの短い時間を変わる事に使おうと思う。遅いしもしかしたら手遅れかもしれない。卒業式の当日に浮かない顔をしているかもしれない。それでも私はやってみようと思う。そうしないと私は本当に駄目になってしまうかもしれない。
1、2年生の皆様、私みたいに逃げ続けている人間もいると思います。でもいつか本当にやるべき事と対面しないと絶対に駄目だと思います。私のようにならず、向き合って生活してください。
3年A組
私は5年前、43期生としてこの学校に来ました。その頃の私は、毎日のように仲間と中抜けをして、遊びに行っていました。やる気や忍耐力がほとんど無く、ダラダラした生活を送っていたのです。
そして私は、学校生活や人間関係などの縛られた生活が面倒臭くなり、学祭くらいから休学に入りました。
その後は、仕事をして生活をしていたのですが、休学を始めてから、約二年経ったある日、特に理由はなかったのですが、急に学校に行きたくなり45期生としてこの学校に戻って来ました。
戻ってきた私は、これがやり直す最後のチャンスだと考え、クラス委員長やクラブの部長、ボランティアなどいろいろな事に挑戦しました。活動が重なり、忙しくて大変だだった事もあります。しかし、くじけそうな時もありましたが、諦めずにこれまでやってくる事ができました。昔の自分だったら、このような生活や活動はできなかったと思います。精一杯やれば、どの様な事でもできると感じた学校生活でした。
そして、卒業式にしたら私は看護師になるべく、大学の看護学部に進学します。実習や勉強も多く、普通の学部よりも大変だだと思いますが、この3年間と同じ様に忍耐強く、精一杯の努力をしていきたいと思います。
ここまで支えてくれた同級生の皆や先生方、本当にお世話になりました。今までありがとうございました。