今回の総合講座「後志探訪」は小樽祝津海岸にある鰊御殿を見学しました。当時の総工費およそ30万円あまりとのことで、新宿の有名デパートの総工費が50万円したと言われる時代ですから、個人の別邸としてはかなり贅沢な作りです。
建築材には本州から取り寄せた杉、けやき、桧などの大木がふんだんに使われており、いずれも現在は手に入らない部材だそうです。ふすまには、当時の一流絵師、書家の作品が描かれています。
記念撮影用の法被を身にまとって、なにやらキメのポーズをとっていますが・・・(汗)
法被を見るとどうしても「YOSAKOIソーラン」を彷彿とさせてしまうのでしょうか。
大正時代当時、この辺の海で鰊がたくさん穫れた頃、鰊漁で財を成した網元がここで多くのやん衆を雇い鰊漁を行っていました。鰊漁の栄枯盛衰の歴史を語る芸術品。建物の佇まいを眺めているだけで歴史のロマンを感じます。
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