2010年9月13日月曜日

9月11日(土)第3回写真バトルにいってきました。2010 小樽・鉄路・写真展も。

今年に入ってから開催している写真バトル。写真に興味を持つ生徒が、本校パンフレットをつくってくださっているplanning BREWの松本さんに「今度、カメラを教えてください」と声をかけたのがきっかけでスタート。数えること3回目です。


今日は小樽駅10:00集合。前回まで参加者一人でしたが、今回から新メンバー参入!まずは旧手宮線沿いで開催されている「小樽・鉄路・写真展」を鑑賞。そして、小樽市の文学館・美術館と回り、小樽運河での撮影会を行いました。








昼食を食べながら、写真談義。いろいろと勉強になります。

写真って、ただ構図がかっこいいとか、景色がきれいとか、テクニックがすごいとか、それだけでもいいけれど、それだけじゃもったいないし、それだけじゃなんとなく薄っぺらい。よく写真を展示する人が「あなたの好きなように、感じるとおりに受け取ってください」というけれど、そうじゃない気がする。写真を撮る瞬間にその人が何を伝えたいのか。そこが大切な気がして、その伝えたい気持ちがこもっている写真は深みがある気がする。その写真に何が込められているかを考える、そういう楽しみもある。


なるほど。雑誌では構図的にテクニック的に「かっこいい」「きれい」と思う写真がたくさん掲載されていますが、それはそれでいいのでしょうけれども、確かに「伝えたい!」という思いが大切だな、と。なぜか、それは「伝える」というその意思は、その人の存在や生きるということにつながっていくような気がするわけです。その「伝えたいもの」という土台の上に、観る人が何を感じるのかは自由という。


あと「写真を撮る人は、絵画を見たほうがいいと思う」そんな話もありました。写真家が絵を見る?一瞬、はて?と思った言葉でしたが、それもまた納得。僕自身は、上記の「伝えたい」と絡めて考えてしまったのですが、絵を描く人というのは漫然と描いているわけではないと思うんですね。写真と違って、ボタンひとつで描写できるわけではない。長い時間をかけて、なぜこの絵を描くのか、そのタッチひとつひとつ意図をもって描かれていくわけで。









しかし、それを常に意識してする必要はないということ。これも大切だと思います。そういうことが頭の片隅にあって動くのと、まったくなしに動くのとでは変わってくる。人間ってそういう生き物なんじゃないかと思います。逆にそればかり意識して、「意図を込めないと」「意図はなんだ?」とそこがすべてになってしまっては広がりがなくなります。


そんな話をつれづれとした後で、小樽運河にて撮影会。どんな写真が撮れたのか、また見せあっこするのが楽しみです。 このエントリーをはてなブックマークに追加
 
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