2012年2月19日日曜日

TVF2012レポート

放送局で制作した新作ドキュメンタリー「DAN☆KETSU」が「市民がつくるTVF2012」で佳作に入賞したので、2Aの友善くんが本校放送局を代表して、2月18日に東京の日本工学院で行われた式典に参加してきました。
TVF(東京ビデオフェスティバル)は述べ34年の歴史がある"市民映像の世界的祭典"で、今年も日本全国はもとより、ドイツ、フランス、台湾、パナマ、ポーランドなど、世界各地から作品の応募があったそうです。

午前中の優秀作品上映は、個性的な作品ばかりでNコンとはまた違うインパクトがありました。プロには決して作れない"手作りの良さ"とはこういうことなのかと思いました。
もらった盾は、茨城県の「いずみ窯」という窯で一個一個焼いて作られたもので、盾自体が芸術作品です。ここにも主催者の"手作り"へのこだわりが感じられます。
後半のトークフォーラムの話はとてもためになる内容でした。パネリストの皆さんの話は実にクリエイティブで引きこまれ、友善くんもうなずきながら最後まで真剣に聞いていました。逆に日頃、教師の説教臭い話は、生徒にとっていかに退屈に感じるかが良くわかり、心に響くためには研鑽が必要だと考えさせられました(汗)

夜の交流会では、他の受賞者やスタッフの方々と話す機会が持てました。受賞作品は事前にWEBで公開されているので、友善くんが見知らぬ人から「作品見ましたよ」と、声をかけられる場面が度々ありました。なんだか不思議な感じがしますが、これも作品の取り持つ縁と思うと嬉しいです。
ジブリの高畑勲氏と
TVF審査委員の一人で、スタジオジブリのアニメーション映画監督・高畑勲氏から「人間関係の乏しい若者たちにとっては、あんなふうに("団結の樹"のように)身をくっつけ合うゲームは嫌だと思うけど、そのぶん意義があるし、とてもユニークな取り組みをしている」などと、本当にたくさんの感想を頂きました。「ルパン三世」や「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」など数々の名作を手がけた方に、北星余市の校風や作品についてコメントを頂けるなんて、感激至極です。

審査委員長の大林宣彦氏には、昨年、新・鎌倉映像フェスティバルでも「18歳の選択」を評価して頂いたので、ご挨拶に行きました。この日、会場では、大林監督の新作映画「この空の花」の予告編も上映されました。とても良さそうな映画です。観に行かなければ!「この空の花」公式HP

こうして友善くんは、普段会えないような人たちと出会い、「表現」に関する貴重な話しもたくさん聞けて、賞以上に大きな収穫を得ることができたようです。またいい作品を作って、次回も入賞できるといいですね。 このエントリーをはてなブックマークに追加
 
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