今年度も弁論大会の基準弁論は、40期の卒業生で
現在本校の事務員として学校を支えてくれている國久さんが行ってくれました。
在校していた頃は弁論大会に出たことはなかったのですが、生徒会役員としても活躍していた彼女の弁論は聴き応えのある素晴らしいものでした。
1日目は課題の部です。
今年の課題は「前」。
過去としての「前」、未来としての「前」、どちらにも捉えられます。
自分の過去を語るもの、成長を振り返るもの、疑問に思っていることを述べるもの、それぞれ聞いていてとてもおもしろかったです。
自分が学生の時には、こんなにも自分自身を見つめたことはなかったし、考えることもありませんでした。北星余市にはいろんな境遇の生徒がいて、それぞれ苦労や困難を乗り越えてここに集まってきています。中には涙を流しながら語ってくれる場面もありました。
生徒たちが何を考え感じているのかを知るとてもいい場となりました。
二日目は自由の部です。
自分たちが決めた弁題でそれぞれの思いを述べてくれました。
3年生の表現力はさすがでした。生徒の頭の中をちょっとだけ覗けたような気持ちになり、聞いていて本当に面白いです。
聴いている生徒たちも態度よく真剣に仲間の声に耳を傾けていました。
欲をいえば、もっと練習を重ねればよりよい仕上がりになったのになーという弁論も多かったので、1,2年生はぜひとも今年のを参考にしていただき、来年度更に素敵な弁論を期待したいと思います。
最優秀賞に輝いた3年生二名にはこれから全道大会で活躍してくれることを期待しています。
聞いているこちらの目頭が熱くなり、生徒の成長を見せてもらい、
今年度も生徒たちから多くを学ばせてもらった弁論大会でした。
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