遅くなりましたが、今年の強歩遠足の様子を生徒の感想と共にお伝えします。
強歩遠足に参加して
『今年度からこの学校に転入してきた僕にとって、初めての強歩遠足であり、初めての学校行事でもありました。僕は山登りが好きで、長い距離を歩くこともときどきあったので、50kmという距離に対しても特に不安はなく、大自然の中を歩くことを少し楽しみにしていました。強歩遠足当日の朝、まだ薄暗い空の中を登校しました。心配していた雨の気配はなく、東の空がオレンジ色に染まっていました。
午前4時に学校を出発、山の稜線から太陽が顔を出し、朝露に濡れた草花の匂いが初夏の訪れを感じさせてくれました。
午前9時半、銀山で全校生徒が集合して残りの30kmがスタートしました。ひたすらと続く1本道の中、さわやかな風をうけ、北海道の大地を一歩一歩踏みしめながら歩きました。
赤井川村に入ってしばらくすると、独特な地形に興味を引かれました。「これはもしかして・・・」と思いながら歩いていると、」とあるひとつの看板に目が留まりました。そこには『カルデラの里・赤井川』と書いてありました。こんな身近な場所に、これほどはっきりとしたカルデラがあったことに驚き、歩いていたからこそ、自然の雄大さを身をもって感じることができたのだと思いました。
冷水峠から学校まで、まだかまだかととても長く感じましたが、自分の決めた距離を歩ききれたことに安心しました。ゴールの後に食べたうどんの味は格別なものでした。
今回の強歩遠足で50kmを歩ききれたことは、僕んとってとても良い経験になりました。北海道の大自然を肌で感じながら歩みを進めることができ、思い出を深く刻むことができました。 来年は、僕にとって最後の年になると思うので、70kmに挑戦しようと思っています。』