プロ・アマ問わず北海道の優れた映像作品を選出する「北海道映像コンテスト2016」において、本校生徒の小林毘鞍君(3C)と町田哲平君(2A)が制作したミュージッククリップ作品「はじまりは0」が学生部門の最優秀賞に選ばれました。
6月30日に札幌で行われた表彰式に出席しました。今年の学生部門の最優秀賞は本校のほかに稚内北星学園大学の作品とあわせて2作品。優秀賞には、本校放送局OBの友善君(46期)率いる北星学園大学の作品が選ばれました。審査委員長に思わず「北星の宣伝のようですね」と言われてしまいました。
しかし、今年は例年になく激戦で、最優秀賞を最後まで一つに絞ることができず、今年に限り特例として2作品を選ぶことになったとのこと。講評では、学生部門はこのコンテストの誇れる部門だとし、審査委員長はおよそ10分間の講評の半分近い時間を北星余市の作品について話して下さいました。
講評の一部を紹介します。
「日本におけるラップの表現は個人的にはあまり期待していなかったが、今回の北星余市の作品は、生徒や先生達の表情が映っていて、非常に力強い作品。もっというと、報道される対象の人が自分で作るとこんなに力強いものになるのかと感じさせるものがありました。何しろ今起きていること、起こってる映像として、ヒップホップにのった言葉とともに、確実に伝わってきました。久々に映像が必要とされている、あるいは映像がもしかしたら世の中を変える力になるかもしれないと感じ、心を新たにさせられました。非常に大きな気づきや学びを感じさせて頂いた審査でした。」
表彰式のあとに行われた懇親会では、稚内北星大や北星大の学生たちとも交流できました。小林くんも出品者としてコメントを求められ、会場からのラップのリクエストにも壇上で応えました。
この作品は11月に行われる「全映協グランプリ2016」に北海道代表作品として出品されます。
本校の生徒たちは自己主張が強いぶん、自己表現のバイタリティも強く、映像や音楽など、少し作法を学んだだけでその才能を開花させる生徒がとても多いと感じます。そういう才能の萌芽を大事にしたいものです。