2011年5月18日水曜日

薬物講演感想


土曜日に行われた内谷正文さんによる薬物講演。

自らも薬物経験があり、一緒に使用していた弟さんは薬物依存症になってしまった。家族とともに死にものぐるいで生きた壮絶な日々を一人芝居で私たちにみせてくださいました。



「薬物やったらこうなるよ!」このメッセージが生徒達の心に深く残ったことでしょう。

生徒の感想をいくつか紹介したいと思います。



「始めに内谷さんがステージの上に現れたとき、白い布をかぶり、最初は意味は分からなかった。そして内谷さんによる一人芝居が始まった。実際薬物を使用している人を直接見たわけじゃないので分からないが、芝居を見ていると、ものすごくリアルに表現されていて驚いたし、少し怖かった。そして、内谷さんの弟や家族、過去の話を聞いて、薬物の恐ろしさが改めて分かった。実際使用しても、すぐ止めれるだろうと、なめていた。最後まで見ていると、最初の白い布の意味がやっと分かった。そして内谷さんは薬物を絶対に使用しないために講演を続けていると言ったが、僕にもその気持ちが何となくだけど分かります。「やるなと言わない、でもやったらこうなるよ。」この言葉が胸に染みた講演でした。本当に見れて良かった。 」















 「薬物の恐ろしさはさんざん北星の授業でならってきた。でも、それはどこか遠い世界の話で実感が湧かなかった。内谷さんの芝居ではその薬物の恐怖と薬物中毒者が家族の中にいることの悲惨さがとても伝わってきた。家族に中に薬物中毒者がいた場合「共依存」という家族への依存が一番の問題となるそうだ。もし、自分が薬物中毒になったとき、家族は突き放してくれるだろうか。逆に内谷さんのように弟が薬物中毒になったとき僕は「愛ある突き放し」ができるだろうか。たぶんこの芝居を見る前だったら絶対にできなかっただろう。でも、内谷さんの芝居を見た今ならできるかもしれない。
内谷さんは講演で薬物以外のことも熱く語ってくれた。「恥をかく勇気」と「夢をもつ勇気」についてだ。僕は今まで「失敗したくない」「恥をかきたくない」という思いを持って生きてきた。でも、これからは「恥をかく勇気」を持ってどんどん失敗していこうと思う。そして「夢をもつ勇気」。今の夢を持ちにくい世の中だからこそ、夢の存在が重要なんだと思う。僕は今やりたいことがありすぎて、夢がはっきりとしていない。北星にいる間に夢をはっきりさせて夢に向かって生きていきたい。
今回の芝居と講演は今後のためにとても勉強になった。3年の進路を決める時に聴くことができて良かったと感じてる。 」


 「僕は土曜日の講演会を見て、とても幸せに感じました。なぜかというと、こうやって何気なく過ぎていく一日でもとても大事な日だと気づけたからです。
僕は今までこんなバカみたいな毎日送ってるのは不幸だと思っていました。しかし、今回の講演を見て家族がいるって幸せだなあと思えたり、友達がいるって幸せだなあと思えたりなど、身近にある幸せを感じれるようになりました。
今まで当たり前のようにされていたことがこんな大変なことだったんだと気づいたりして今回の講演会はとてもいいことを学べたと思います。
薬物の講演会だったので他のことが学べるとは思っていませんでした。この当たり前じゃないことに気づけて、僕が思ったことは、今から人生後悔なく精一杯生きようと思いました。それが今自分にできることだと思いました。
このことを目標になにごともしっかりやりとげられる大人になれるよう頑張っていきたいです。」

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